馬見塚2020.5.27


 近くに住んでいて一度も確認したことがない馬見塚遺跡址、縄文後期から弥生、古墳時代に至る複合遺跡だそうです。遺跡の規模からしたら、他の大遺跡に比べられるようなものではありませんが、木曽川の氾濫原というこのような場所から遺跡が見つかるなど、以前の定説では考えられなかったので、発見された時には、ちょっとしたセンセーションを巻き起こしたようです。昭和48年の調査では、東西400m、南北300の範囲の縄文、弥生、古墳時代にまたがる大きな集落遺跡だと確認されました。


馬見塚の由来は、『真清探當證』によれば、西暦472年、名馬を皇太子に献上する時に、馬を見聞された場所であったとされています。なお、馬見塚遺跡自体はこの伝説とは何の関係もないようです。

いまでは馬見塚遺跡を示す石柱が立ち、案内板があるだけです。出土品は妙興寺にある一宮市博物館で常設展示されています。

森徳一郎について